ロンドンには完全に日本語で日本人による治療が受けられるクリニックがいくつかあります。
代表的なのがグリーンメディカルという病院グループですが、先日日本に帰国して以来、咳が夜中に止まらなくなるという謎の症状が出ていたため、今日リバプールストリートにあるこの病院に寄って来ました。
また健康診断なんかもやってますので、駐在員御用達の病院になっています。
イギリスには主に完全自費のプライベート病院と、国費で運営されていて、完全無料のNHSという病院の２つのタイプがありますが、この日本人向け病院は前者になりますので、保険でまかなわない場合はかなりの費用(数百ポンド)を請求されます。
NHSに関しては、無料なのはいいのですが、症状が深刻でない限り相手にされないので、日本人の感覚からすると冷たく感じることがありますが、無料のNHS医療を利用するにはまずはかかりつけ医登録が必要になります。
かかりつけ医はGPと言われ、いわゆるトリアージのような振り分けが主な仕事になりますので、患者は自分の症状が如何に深刻で治療が必要なのかをはっきりと説明する必要があるのです。この時点でかなりの語学力もいりますので、日本人には敬遠されがちです。
私も突発的なかなりの腹痛でGPに行った際には、1週間後にまた来てね〜と言われ、何も治療されず、薬も処方されずに帰されたことがあります。しかも言われた通りに1週間後に行くと、何しに来たんだ？と言われる始末。あなたが来いって言うから来たのに。。
観光客の場合にはNHSでの治療は困難かと思いますので、急病の際にはこの日本人向けクリニックにお世話になるのがいいと思います。写真はリバプールストリートの店舗ですが、他にもロンドン市内に2箇所程あります。
どちらにしろ病院のお世話にならないのが一番ですが、世界中でこうした医療を受けられる環境があるのは日本人にとって安心ですね！
