Japanese man in UK

ロンドン在住のリッキーです。2019年1月からブログを始めました。海外生活での気づきやお役立ち情報をシェアしていきたいと思いますので、皆さまご登録の程よろしくお願いします!

生涯で最も不幸だった日 ガ〜ン!! ミラノで被害総額30万円。。

皆さま聞いて下さい。グチになっちゃいますが。。

まさかあんなに楽しみにしていたミラノへの旅行が生涯で一番不幸な日になるなんて。。。というお話です。
この日は本当についてなくて、1回だけじゃなくて、何個も不幸が襲って来たのです。それも朝から晩まで。f:id:Chikara_London:20190126095352j:image

まず朝一の便でロンドンからミラノまで家族旅行のために飛び立ちまして、ミラノのリナーテ空港に降り立ちました。ミラノには友達が当時住んでいて、友達に会いに行くのと、一緒に観光したり、サッカーの試合を観たりと、むしろ生涯で最高の日を過ごす予定でしたが。。


まず最初の不幸は、ぼったくりタクシーへの遭遇です。皆さんも気をつけた方がいいのが、イタリアとかギリシャ等の"南欧あるある"なのですが、空港に着くとタクシーの客引きみたいのが到着ロビーに待ち構えていて、日本人をカモにしようとしています。冷静に考えればタクシーなんて空港の到着ロビーでてタクシー乗り場があるので、そこで他の観光客と一緒に並んでタクシーを待ってればいいのですが、到着直後のウキウキ気分の我々は、到着ロビーで待っていた客引きに「タクシー?」と声かけられて、交渉して安くしてくれたらいいかくらいの感じで、軽くOKしてしまいました。40ユーロくらいでミラノの街中に連れて行く約束でこの車に乗ると、到着後に100ユーロを要求してくるのではありませんか。どうも思ってた場所と違うから、ここなら100ユーロだみたいな難癖をつけて脅してきます。家族の前でもめたくない私は泣く泣く100ユーロを渡しサッサとタクシーに帰ってもらうのでした。。ガイドブックを調べてみると、空港から市内までは一律30ユーロみたいな記載をみつけ、ガーン。。。やられた。まずこれ1個目です。


次に友達と一旦合流し地下鉄で市内中心部まで移動することにしました。地下鉄はそれほど混雑していませんでしが、甘える三男を抱っこしたり、席に座らせたりしていると、なんかズボンの中が思ったより軽くなっているのにしばらくして気づきました。そうです。スリに財布を盗られたのです。。全く気がつきませんでしたが、この時まだ1駅目。。イタリア市内についてたった1駅で旅費をすべて失う始末。。久々に友達家族に会って、数分でこの始末。。財布には当然用意していた10万円分ほどのユーロが入っていましたし、クレジットカードもすべて失い、一文無しに。。これが2個目です。「何しに来たんだ。。」ていう表情の友。。


見るに見かねた友達からお金を借り、呆れた家族の冷たい視線をあびながら、ブルーな気持ちを引きずったままの市内観光となりました。。
そしてこの日の夕方には、ミラノ旅行のクライマックスであるサッカーのセリエAの試合を観る予定にしていましたが、試合開始時間が突然変更になり、15時から21時キックオフへ。。。15時キックオフだから家族5人分のチケットを抑えていたのに、21時からスタジアムなんて子供連れていけないだろ。。ってことになり、急きょ子供を友達に見てもらってる間に、大人だけで21時からの試合を観ることにしました。これもまぁ、3個目。。 


気を取り直して車でスタジアムに向かいました。しかも試合はACミラン対ユーベのプレミアマッチ。家族でおよそ10万円は支払いしていたので、人数が減った時点でかなり損してるのですが、仕方がないので家族の分まで楽しむつもりでスタジアムのゲートをくぐりました。しかしいくら探しても我々が予約した席に空きがなく、ようやく探し出せたと思ったら既に誰かが座っていました。これもあるあるなので、「おそらく誰かが来るまで勝手に座っていたのだろう」と思って声をかけると全く同じチケットを持った人達が座っていたのです。。そうです、ダブルブッキング。。。これで4個目。


仕方がないので立ち見するか、帰るかを迫られ、せっかく来たので階段のわずかに空いてるスペースに無理やり座って観戦ことにしました。。試合自体は観れたので、ヨシとしたい所ですが、前半開始すぐにおしりがスーッと冷たくなるのを感じました。。しかもこの日は冬の夜で、極寒。。「なんだろう?」と思ってずぼんを見てみると、なんと階段の上から誰かのビールが大量にこぼれてきて、ずぼんがびちゃびちゃに。。なんて日だ!これで5個目。。


これ実際に全部1日で起こった出来事なんです。こんな事ってあるでしょうか。一生に一回の決して忘れることができないネタが不本意にできてしまいました。今このブログを書いてるだけでも、思い出して泣けてきます。私は旅行の度にフォトブックを記念に作成しているのですが、この日のフォトブックからはすべてのネガティブなイベントは消され、楽しそうな写真のみを並べてしまった私。。すべて忘れ去ろうと努力している自分がいました。。


私の場合は旅行でウキウキ状態のポジティブ100%から、ネガティブのどん底-100%に突き落とされたこの落差にやられ、生涯一不幸な日認定をさせていただきました。。皆様の人生で一番不幸だった日はなんでしょうか?まぁ、家族が無事に帰ってこれただけで、ヨシとしましょうか。。

この話を聞いて、少しでもかわいそうと思ってくれた方は、スターで皆さまの元気を少しだけ分けて下さい(なんちゃって笑)。でもブログに書くと少しスッキリしますね。


ちなみにこの旅行の後で、ギリシャアテネで携帯電話を2個盗られたため、旅行の写真もすべて消えて一切ありません。。これで6個目の不幸。当時のフォトブックの写真が残っているのが唯一の救いですが、フォトブックのアプリから携帯への画像ダウンロードはできませんでした。。次回はこのギリシャでの強盗事件の模様を生涯第2の不幸な日としてご報告します!お楽しみに!

逆に私の不幸話を聞いて、楽しんでもらえれば私はそれで救われます。。

皆さまも私の失敗談を参考に、海外旅行の際には十分お気をつけて!