実はブルガリアのソフィアにはファミリーレストランがあるのです。
その名をハッピーというのですが、現地では結構流行ってるようで、あちこちに店舗がありました。ロンドンで言うとフーターズに近い感じかもしれません。
なぜハッピーを私がファミレスにカテゴライズしたかと申しますと、"店員呼び出しボタン"を欧州で初めて見たからです。日本ですとガストやびっくりドンキーとかにあるあのボタンです。
ロンドンではまず見かけません。いや、ヨーロッパでも私は見たことないです。何しろ海外ではお客様は神様じゃないので、店員のタイミングで注文を取りに来ます。。お客さんの利便性なんかはあまり考えてないので、そういう発想もないのかと思います。むしろ、お客さんとかお客様とか言う言葉自体もありません。携帯を忙しそうに触ってる店員に話しかけても無視されることなんかもあります。小心者の我々はひたすら待つしかありません。そこで、この秘密兵器の登場です。これはジャパニーズの味方です。好きな時に好きなだけこのボタンを通じて、店員を呼び寄せることができるのです。そういう意味で、欧州でこの店員呼び出しボタンの存在は画期的なのです。しかも用途によってボタンを使い分けてる。。
ただし、皆さま。よく考えてみてください。そもそもお客様第一ルールが存在しないエリアでこのボタン押すと何が起こるのか。。
実際、このブルガリアはソフィアのハッピーで押して店員を呼んでみると、予想通りとでも言いましょうか、無愛想なギャル店員が塩対応してくれます。。「何?」みたいな印象です。しかも押してもなかなか、来ないことすらあります。。もはや何度も押すと絶対怒られそうな雰囲気です。結局何回もボタンを押せない小心者感が出てしまいます。。というわけで、残念ながらボタン活用価値ほぼナシという結論に至ります。。そうです。だいたい予想通りです。ただ、スタッフによっては親切な方は勿論いて、ただそれは個人のキャラに由来してる場合が多いですね。
ちなみに味はごくごく普通で、価格は欧州都市部に比べると安いと言えるでしょう。物価がロンドンよりもだいぶ安いので、このままの値段設定でロンドンに在ったら通うかもしれませんが、フーターズとかハードロックカフェみたいな価格帯なら多分行きません。
帰りにソフィア空港に行くと、搭乗用ブリッジになんとハッピーの広告を見つけました。ヒースローなら、HSBC(イギリスの巨大銀行)が占拠している広告スペースですよ。おそらくブルガリアのハッピーグループの経営状況はハッピーなのでしょう。