こんにちは!リッキーです。今回もちょっと真面目な話。ていうか、最近真面目な話が多っ!どうしたリッキー!
さてさて皆さまもご存知かもしれないですが、アマゾンの創業者ベゾスが残した言葉を通じて、アマゾンの初期の事業戦略を学ぶ機会にしていきたいと思います!
私が好きなアマゾン社は1997年の上場から私が趣味で当時調べていた2015年くらいまでは少なくとも、売り上げが右肩上がりであるのに対して利益が全く出ていないという不思議な推移を示しているわけですが、それでも投資家は当初よりずっとアマゾンを支持し続けてきたわけです。
それはなぜか?
ベゾスが発したこの言葉を聞くと、その理由がわかります。
「利益は出そうと思えば出せるし、簡単なことだが、それは非常に愚かな行為だ」by ベゾス
かっちょいい。。こんなこと言える?言っちゃう?私には無理ですね。。彼自身が何をしなければいけないかが明確になってるから発言できる言葉ですね。「利益出さない方が逆にかしこいんだぜ」って、なかなか言えないですよ。そうです、ベゾスは完全に投資家の心を支配しているのです。まるで「配当だのなんだの、ごちゃごちゃ言ってるやつは、ビジネスを分かってない」とでも言ってるようで、凄く効果的な先制パンチですね。。
つまりベゾスは、利益を出すよりも、人材や技術、そして新しい市場機会に投資をした方がいいと考え、それを有限実行で貫いてきたのです。結果を見れば明らかですが、それは実際に投資家を満足させるのに十分な要素だったようです。
未来への投資により、誰も真似できないレベルにまで物流インフラを高めていったり、ライバルに対して圧倒的な差と競争優位を身に付けてきたわけです。
消費者がアマゾンのプラットホームを利用すると、どんなニッチな本でも見つけることができたり、本を注文すれば翌日には届いたり、またその本を他社よりもリーズナブルに提供できたり。すべてはインフラと効率の良いサービスの提供がなせる業であり、そこに全ての利益を注ぎ込んできたのです。
だからこそ、ユーザーも利便性の高いアマゾンを使い続けてきたし、投資家もその高い成長率への期待で投資を続けてきたし、アマゾンも利益をばらまくことなく、ユーザーのためにお金を使ってこれたわけです。
これってすごいポジティブな連鎖ですよね!
これからも継続して、過去のビジネスモデルからの学びをなるべく分かりやすくこのブログに書き溜めていきたいと思います。今度は物流インフラ以上に、凄いあの◯◯インフラ投資の秘密にも迫ってみたいと思います!
参考資料:
アップル、アマゾン、グーグルのイノベーション戦略(2015年、雨宮ら)
ワンクリック ジェフベゾス率いるAmazon隆盛(2012年、リチャードブラント)