Japanese man in UK

ロンドン在住のリッキーです。2019年1月からブログを始めました。海外生活での気づきやお役立ち情報をシェアしていきたいと思いますので、皆さまご登録の程よろしくお願いします!

日本と欧州の名刺の違い “最後にクイズもあるよ”

主観も入ってますが、日本人の名刺の方が、欧州に比べると圧倒的に情報量が多いなと感じています。

そもそも部署の名称がまず長かったりします。。

例えば
海山商事株式会社
海千山千事業本部
国際貿易部
国際輸送マネージメント部門
輸送品質課
第1グループ係長
海我 好野

みたいな感じで。。これを英語にするとひどいことになりますよね。
一体どこに大事な情報が書いているのかをじっくりと探させる訳です。

Sukiya Umiga
Sub Head of Group 1
Shipment Quality Unit
Department of the International Shipment Management
International Trade Center
Umisen Yamasen Division
Umiyama Shoji Co.,ltd

更に、日本人は習得した関連資格等を名刺に加えて、アピールする訳です。
こうなると、小さな履歴書レベルですね(笑)。。

例えばこんな感じ。。

 

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誰が読むねん。。
そうなんです。つまりその場でちらっと読むシーンを想定しているのではなく、後であの人誰だったかなっていう時に検索で困らないように必要な情報がてんこ盛りになるのです。言ってみれば、これは相手に対する親切心なんです。

恐らく文化的な側面が強くて、例えばクライアントさんがコミュニケーションラインを混乱しないように正確に所属の情報を書こうとしたり、また対人的なパワーバランス等を考慮して、自身の強みを名刺の中に盛り込んでいくわけです。日本式名刺があれば、その方が誰なのかわかります。

だから名刺も両手で大事に渡すのでしょか(笑)。

欧州では、私が見る限り、ポジションで語るバージョンが多いように感じます。
そして資格情報は載せても最小限です。
そして、MBAなんかもわざわざ書かないことが多いですね。以下は例ですが、だいたいこんな感じ。

Dr. Ricky Martin
Head of International Trade
Umiyama Trade Limited

見てすぐに、どんな人なのかを1秒で悟ることができます。
なので名刺の扱い方もザツです。。トランプ配るみたいに、ぴゅって飛んでくることもあります。。

この違いは名刺の持つ目的に由来するものでしょうが、個人的にはシンプルな方が好きだったりします。
ただ、日本の名刺で一つだけ困るケース(以下参照)があります。あるあるネタですが、経験ありませんか?

Aさん「ちょっと部署が変わりまして、これ、新しい名刺になります~」
Bさん「おぉそうですか、ありがとうございます」どれどれ。。。どこが変わったのかな。。。。。。。?

間違い探し(4つあるよ!)

さっきの名刺と比べてね!
答えは次のブログで!

 

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ここだけの話 私がコスパ最強の国内MBA取得をお勧めする理由

恐れることはありません。正直誰でも取れると思います。

 

MBAに興味がある方に向けた応援メッセージみたいになってしまいますが、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

まず考えてみていただきたいのが、
日本の大学受験はほぼほぼ一発勝負の厳しい戦いです。そして、難関大学は依然として狭き門ですが、大学院の場合にはどうでしょうか?

大学院の場合には、より専門性こそは増すものの、倍率そのものが低いので、入学への難易度がグーンと下がります。
極端な話、大学院への進学であれば、現役ではとても歯が立たなかった難関大学でも戦略さえ上手く設計すれば、十分入学は可能です。ただ、専門性を突き詰めるのが大学院だとしますと、専門性の選定にミスると進学に苦戦します。。

では、ビジネススクールの場合はどうでしょうか?

通常の大学院よりも経営学のみを学ぶ大学院であるビジネススクールは更に受験者数が減ります。

ビジネススクールに通おう!と思う方は、まず学校を卒業し、しばらく社会人を経験してからとなります。

社会人を何年も経験した後にわざわざまたお金払って、大学に行くなんて気がおかしいんじゃないか?くらいに思われてる存在です。

ですので、覚悟さえあれば、有名大学であろうがなんだろうが、ビジネススクールに入ることは、上述の大学院に比べて更に難易度が下がるのです。

しかも何回も受験できます。受験にはそれなりの準備が必要ですが、何回も受験すれば傾向もわかりますし、緊張もしなくなります。

 

しかも年齢がある程度高くても、全く気にする必要もないのです。

 

国立大学系なら、年間50万くらいの学費で、最長でも2年くらいの話です。海外MBAはこんな金額じゃ絶対無理です。

 

MBAで学んだナレッジや構築したネットワークを活用すれば、すぐに元が取れます。

 

勿論目的にもよりますが、国内MBAコスパはめちゃくちゃ高いです。これは断言できます。


どうでしょうか?いけるような気がしませんか?興味があるけど、難しそうだなと思う方は、まずはその先入観を捨ててみるといいかもしれません。

実際私自身、通常の大学院も国内ビジネススクールも両方経験しましたが(大学に何らかの迷惑がかからないように大学名は伏せますが)、実際どちらもそれ程入るのは困難ではありませんでした。
しかも卒業してからは、リッキーメソッド(なんじゃそれ笑)で私の後輩を何人かMBAに放り込んでます。これで商売ができるんじゃないかってくらい(笑)。ビジネススクールから逆にお金もらいたいくらい貢献してるのに。。ま、それは良いとして(笑)。

MBAだと海外でしょ?みたいなイメージもありますが、国内MBAでも十分に勉強&エンジョイできますし、国内の名だたる企業の方とネットワークが構築できます。私も当時の同級生達と一緒に団体を作って活動を続けています(詳しくは下記リンクの記事)。

 

www.chikaralondon.com

 

年間50万円と少しの努力で人生を大きく変えることが可能なコスパ最強資格&ネットワーキングと考えて間違いないです。


またこの記事が皆さんの興味に触れるようでしたら、受験対策的な話も紹介したいと思います。
興味のある方はぜひ自信をもってチャレンジしてみてくだされ!

 

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ちなみにこれは私がその昔デザインした団体のお気に入りのロゴ

社内アイドル発掘プロジェクトってどう?

会社ってある意味、会社が持ってるある尺度で評価すると、出来る人と出来ない人に分かれてくるわけですが、あくまで一つの評価なので、そこから盛れてしまうタレントって絶対あると思うんですよね。

 

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そのタレントには、本人すらも気づいてないこともあったりして、本当はAで活躍できるのに、Bという検討違いの方向を選んでしまったばかりに、誰にも見出されずに終ってしまうのも悲しいですし。

そんな、会社の中に埋もれた人材を発掘するような、アイドル発掘的なプロジェクトが会社にあっても面白いのかなと最近思ってます。

例えば会社の中でSNSを上手く使って、自分の事をアピールできる(自己紹介できる)プラットフォームを用意したり、その社内プラットフォーム上でアイデアを出していける掲示板をつくったり、ユニットでプレゼンして賞金あげたり、いろいろなやり方が検討できると思うのですが、とにかく個人にもっとスポットライトをあてて、彼らが持ってる才能を探しに行ったり、データベース化すると、将来的な経営者人材を発掘できたり、新しいビジネスの種になったり、面白い化学反応が期待できると思っています。

言ってみれば、このプラットフォーム上に溢れるタレント図鑑って、昔GEのCEOだったジャック・ウェルチが採用していた経営者人材プールみたいな使い方ができると思うんですよね。

社員の方にしても、こういうチャンスがあることが大事で、人に見てもらってる感というか、頑張れば報われる感みたいのは凄く大事だと思うのです。いわゆる承認欲求的なやつですよね。

You tuberにしても芸人にしてもモデルにしても、チャンスがあるから頑張れるのだと思います。特にYou tuberなんかはスマホがあれば出来ちゃうわけで、テクノロジーの力で、自分を試すチャンスなんていくらでも創りこめる在り難い時代に突入しています。

会社の規模が何百人とか何千人とかなってくると、会社の中にいる人を全員把握するっていうのはわからないわけで、より効果的かもしれません。

やっぱり同じ会社に長くいるほど、その会社の価値観に徐々に染められていくわけですが、個人個人は本来多様なはずなのに、なんか価値判断指標が似てるコピーみたいな社員ばかりで埋もれた会社っていうのもどうかなって思う訳です。そもそもそういう会社で新しいモノを生み出していけるのかは甚だ疑問が残ります。

どこかの組織で試してみたいなと思っていますが、海外よりは日本向きかもしれないですね。

“旅の最終日硬貨・降下・効果”論について。。。リッキーが提案する新しいビジネスモデル!?

私は直近の3年以内くらいで欧州を中心に33カ国ほど家族で旅をしてきました。
たまにその旅の様子や気になったことをブログに残すようにしているのですが、私が各国を訪問するたびにやっていることが2つあります。

一つは国単位よりももっと細かい都市単位でフォトブックをつくること。
これは前にもシェアさせていただきましたが、ノハナという便利なアプリがありますので、これを利用しています。

そしてもう一つがお土産を買うことなんです。
私も子供達もサッカーが好きなので、以前は新しい国を訪れると、その国のローカルチームか代表チームのユニフォームや帽子、グッズなんかをお土産に買うようにしてました。特に欧州はサッカーが盛んですし、どの都市に行っても必ず売ってるものの一つであり、かつチームによって個性も出てくるのでお土産として好きなのです。

あとはトートバッグを各都市毎に買ったり、お菓子なんかも買うわけですが、そういうお土産を帰国してから眺めて、もう一回楽しんだりしています。

中には「何でこれ買ったんだっけ?」みたいな変な置物やキーホルダーがあったりしますが、それはそれで思い出になります。。

お土産って考えてみれば、例えばベルギーの小便小僧なら、小便小僧の置物が沢山現地で売ってるわけですが、大量生産されたこれらの置物に我々が旅のストーリーを乗せることで、世界でたった一つのその人にとって大事なお土産に変身するんですよね。こうなると、自分の中だけで価値があがって、誰かに売ろうなんてことにはならないのです。

キングコングの西野さんが、「著名な作家の絵画は買わないのに、シンガポールに行った時の謎のマーライオンのお土産は買ってしまう。作品には金を出さないが、思い出には金を出す」と述べていますが、まさにその通りで財布の紐が突然ゆるくなる瞬間があるわけです。

しかもその国でしか通用しない通貨があって、旅の後半(特に最終日)だったりすると、欲しくもないお土産に大量に余った通貨を全部ぶっこむなんていう不思議な現象もあるわけです(笑)。。私はその財布の紐を緩める現象のことを、“旅の最終日硬貨・降下・効果(字余り)”と呼ぶことにします(笑)。

 

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ちなみにこのお金はハンガリーの通貨

私は通貨すらお土産にしますが。。


ただこの現象はお土産の価値化というよりは、保有している通貨の価値の下落を考慮した意思決定なので、さきほどのケースよりも、それほどお土産の価値自体が高まらないということになります。

ご当地お土産で有名なのは、ダックちゃん(正式名称は知りませんが、あひるのソフトトイ)ですが、この私が提唱する“旅の最終日硬貨・降下・効果”を利用して、“ダックちゃんに代わるご当地お土産X何個あっても困らないモノX使用期限がないものの組み合わせ”を考えて、ビジネス展開したら面白そうだなと一瞬思いました(笑)。

もしくは、余った通貨を回収するBOXを空港に用意して、社会的に意義のあるドネーションに役立てるとか(これは既にありそう)、いわゆる“旅の最終日硬貨・降下・効果”を防ぎ、無駄にお土産買うよりもこの世の中に価値のある活動ができるような気もします。

SNSの活用について思うこと

Facebookなんかをやってて思うのですが、最近全く会ってないはずなのに、実際に会った時に久しぶりな感じがしない(笑)。。

 

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しかも私なんかロンドンに住んでますので、年に何回も日本に帰ることもできないですし、割と数年ぶりに会うなんてことがザラにあるのですが、本当にSNSにはお世話になってます。

SNSの使い方も最近少し考える機会があって、以前はよく食べたものの写真とか友達にシェアしてたんですが、それ見た友達がどう思うのかなって。。

「お~おいしそう。。で?」みたいなリアクションが本音だと思うので、最近は自分の近況報告を積極的にするようにしています(笑)。

やっぱり物理的なキョリが離れていますので、その方が帰国して久々に会ったにも関わらず、「最近も忙しそうに頑張ってるね~」っていう、ついこないだ会ったような感じで会話が成立できます。

これはむしろSNSをうまく活用して、自分が取り組んでいる事とか、自分の興味があることや、チャレンジなんかも積極的にシェアしまくって、みんなとのつながりを積極的に維持することが、将来的にもすごくポジティブに跳ね返ってくるのかなと最近凄く思います。

ツイッターだけは使い方が今だにわからず全く使いこなせてませんが(笑)、テクノロジーの進化により今まではできなかったことができるようになってきているので、自分で自分の可能性を絞るような事だけはしないようにと意識している次第です。

自分に正直に生きるには? 海外武者修行編

“どこでも誰とでも働ける(尾原)”という書籍の中で、グーグルが取り組んでいるラショウネールというコンセプトを取り上げていて、“これだ!”って思ったのが記憶に強く残っています。

ラショウネールというのは、“自分はなぜその行動をするのかを合理的に説明できるか否か”という意味であるそうで、グーグルのような世界中から人が集まる多様性に満ちた企業では暗黙知形式知化する必要があったのでしょう。

更に驚くのは、グーグルにはそのラショウネールを専門に検証する特殊部隊まで存在しているらしい。。やっぱり違いますよね、グーグルくらいになると。。

私も日本時代に経験があるのは、上層部の権力に逆らえずにもしくは権力との戦いを避け、自分を上層部の好みに近づけて、しばらくすると結局自分が元々考えていたアイデアが何であったかすらわからなくなるというパターンです。

あとは例えば会社の社長から自由な意見を出しなさいと言われて、結局上司やそのまた上司からクレームがついて、結局とがったアイデアがまんまるふわふわになるっていうパターンもあります(笑)。

小さい頃の教育の問題なのか、気を使う日本特有の文化的な影響なのか、“なんでもかんでも自分の意見を言えばいいってわけじゃないよね”いう印象がどこか日本の組織の中にありました。

だからこそ、TVドラマなんかで、主人公が自身の主張を貫いて、権力に立ち向かうようなシナリオが視聴者に受けたりして。

今私は多国籍組織で働いていますが、政治的な理由で自分の意見を曲げる人も中にはいますが(実際の所)、とりあえず最初は自分の意見をぶつける方が多いように感じます。

相手がどんなことを考えているかは、やっぱり口に出さないとわからないよねって言うのが根底にあるので、むしろそうしない方が、自分の意見がないと言うことで、逆にネガティブな評価になったりもしますし。

ですので、やっぱり多国籍環境では、この自分などんな信念に基づいて行動をしているのかを軸に行動する方がむしろ楽ですし、合理的です。
結果、みんなから信頼されるというところに到達できるように感じます。

ラショウネールは自分の中で持っておいて、いつも心の中で自問自答するくらいの方が自分に正直に、そして自信を持って生きていけるのかなと思っています。
“ラショウネール”、私的に非常に役立つパワーワードです。

 

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バンドかオーケストラか? 日本人が世界で輝くケースはどれだ!?

落合さんが“日本再興戦略”の中で、「日本人は個人としては異端になりにくいが、たまに集団で異端になれる。だからバンドを組むように細かい仕事単位でみんなで新しいチャレンジに飛び込めばいい」と述べています。

なかなか面白い表現だなって思いつつも、実際は難しいよなっていうのが私の印象です(理想論な感じ)。

あくまで実体験に基づく個人的な見解ですが、
一般的に、日本の場合にはまだまだ個のプロフェッショナリズムが西洋に比べて弱く(会社組織内の育成トレンドもそうだし、実際ジェネラリストが多い)、異なる分野のプロ同士が協力し合って、世界を驚かすようなバンド規模でのコラボレーションってかなりレアなのではないかなと感じています。

どちらかと言うと日本での主流は、バンドと言うよりもオーケストラレベルで沢山の人が少しずつ重複しながら大きなチームを形成し、一人一人の専門性がやや希釈されつつも、互いの役割を補い合い、総合的な完成度で勝負するようなイメージです。

あとはオーケストラの指揮者のように全体的なバランスを整えたり、裏方ですべてが上手く行くように働くような動きが日本人のキャラクターとして得意だったり。

とにかく、ビジネスの世界では、日本人のキャラクターを無理に曲げてまで西洋のやり方を採用しても上手くいかなんだろうなっていう感覚があります。

あとは隠蔽体質(私の以前の職場。。)だったり、シャイだったり、空気読みすぎたり、日本人特有のネガティブなキャラの部分が、日本人同士のバンド活動を阻害するような要因としてあるのかもしれません。

私としてはむしろ、日本人と外国人が組む混成バンドとか、バンドのマネージャーみたいな立ち回りで世界を凌駕するみたいなことが、日本人のキャラを活かしつつも、グループとして異端になれる一つのオプションではないかなと思っています。

日本人が外国人と働く時は、日本人と同じグループで働く場合に比べて、空気を深く読むだけ無駄ですので、個の能力を殺さずに、ユニットの中で最大のパフォーマンスが発揮できるように思います。

実際私自身も外国人とのコラボレーションの方が遠慮せずに取り組めるし、何よりも創造的活動においてはワクワク感が醸成される肌感覚があります。どうも日本人同士だとお互いに気を使ってしまうのです。プロ度がお互いに高ければ、そういうレベル感を凌駕してくるのかもしれないですが、まただまだそんなレベルには。。

 

私の意見はあくまで一側面かもわかりませんが、バンドがいいかオーケストラがいいかは、戦い方の問題なので、結果が出てればどちらも正解ということですかね。

 

ただ一人当たりの利益で考えると、オーケストラは人数分だけ沢山稼がないといけないということに。。言われてみれば、確かに私が居た日本の会社も一人当たり効率はすこぶる悪かったです。

 

取り留めのない話で恐縮です!

 

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参考資料:日本再興戦略(落合)