主観も入ってますが、日本人の名刺の方が、欧州に比べると圧倒的に情報量が多いなと感じています。
そもそも部署の名称がまず長かったりします。。
例えば
海山商事株式会社
海千山千事業本部
国際貿易部
国際輸送マネージメント部門
輸送品質課
第1グループ係長
海我 好野
みたいな感じで。。これを英語にするとひどいことになりますよね。
一体どこに大事な情報が書いているのかをじっくりと探させる訳です。
Sukiya Umiga
Sub Head of Group 1
Shipment Quality Unit
Department of the International Shipment Management
International Trade Center
Umisen Yamasen Division
Umiyama Shoji Co.,ltd
更に、日本人は習得した関連資格等を名刺に加えて、アピールする訳です。
こうなると、小さな履歴書レベルですね(笑)。。
例えばこんな感じ。。
誰が読むねん。。
そうなんです。つまりその場でちらっと読むシーンを想定しているのではなく、後であの人誰だったかなっていう時に検索で困らないように必要な情報がてんこ盛りになるのです。言ってみれば、これは相手に対する親切心なんです。
恐らく文化的な側面が強くて、例えばクライアントさんがコミュニケーションラインを混乱しないように正確に所属の情報を書こうとしたり、また対人的なパワーバランス等を考慮して、自身の強みを名刺の中に盛り込んでいくわけです。日本式名刺があれば、その方が誰なのかわかります。
だから名刺も両手で大事に渡すのでしょか(笑)。
欧州では、私が見る限り、ポジションで語るバージョンが多いように感じます。
そして資格情報は載せても最小限です。
そして、MBAなんかもわざわざ書かないことが多いですね。以下は例ですが、だいたいこんな感じ。
Dr. Ricky Martin
Head of International Trade
Umiyama Trade Limited
見てすぐに、どんな人なのかを1秒で悟ることができます。
なので名刺の扱い方もザツです。。トランプ配るみたいに、ぴゅって飛んでくることもあります。。
この違いは名刺の持つ目的に由来するものでしょうが、個人的にはシンプルな方が好きだったりします。
ただ、日本の名刺で一つだけ困るケース(以下参照)があります。あるあるネタですが、経験ありませんか?
Aさん「ちょっと部署が変わりまして、これ、新しい名刺になります~」
Bさん「おぉそうですか、ありがとうございます」どれどれ。。。どこが変わったのかな。。。。。。。?
間違い探し(4つあるよ!)
さっきの名刺と比べてね!
答えは次のブログで!