Japanese man in UK

ロンドン在住のリッキーです。2019年1月からブログを始めました。海外生活での気づきやお役立ち情報をシェアしていきたいと思いますので、皆さまご登録の程よろしくお願いします!

独断と偏見で選ぶVAZワード “ウィキペディア的”

ウィキペディア的”というのは、個人が企業を強くするという大前さんの著書で取り上げられてる言葉で、“1人で作り込んでいく”から、“みんなで作り込んでいく世界観”への変化を表現した、IからWeへの変化の必然性をうまく捉えたワードと理解しています。

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難しい話をするつもりは全くないのですが、海外で日本人として働いていて、やっぱり私なりに思うところがあるわけでして、しかもこうしたVAZワードを通じて我々日本人が世界中で活躍できるようなキッカケにできるのであれば、それはいいことじゃない?と思い、これからたまに、こうしたVAZワードを取り上げて、このブログに書き残していきたいなと思っています。ちなみにVAZワードの自分の中での定義は、自分をバズらせる要素を多分に含む言葉ってことにしましょう(適当か)。

ですので、本のレビューとか批判とかでは全くなく、すごくパワーをもった言葉のエネルギーを借りて、みんなにブログを通じて「オラの元気だまを分けてあげるー(誰?悟空?急に?)」的なメッセージを私が“独断と偏見で選ぶVAZワード”として発信していければいいと思ってますので、皆さまどうぞお気軽にお読みください。
確かにウィキペディアって、みんなで作り上げるから信頼性のある情報集合体に仕上がってる訳で、何か新しいアイデアを生み出すとしても、一つの脳みそより多数の知恵を使った方が絶対評価でいいものができるはずというコンセプトですね。


日本人組織のあるある:
みんなで相談して決める事自体は日本人も得意だと思うのですが、日本人の場合にはみんなの意見を取り入れて全員が納得できるような丸まった意見になるか、階級が異なるチーム間の議論では、上位の人が決めた方向性をみんなで肉付けするだけで上位階級者の否定はあくまでしない、と言った2つのパターンに落ち着いてくるように感じます。つまり、その議論の場の力関係で結論が変わってくるのです。なので突拍子もない意見や少数意見は取り除かれて、革新的なアイデアには辿り着きにくい結果が一般的に想定できます。あくまで旧体質の企業あるあるなので、全てに当てはまるケースではありませんのでご了承ください。

外国人組織のあるある:
海外の職場のケースでは、その議論の場に上司が居ようがいまいが関係なく、空気を読まずになんでも口に出してしまう人は確かに多いです。そして若手が出したエッジの聞いた意見であっても、出された意見が素晴らしければ採用される可能性がありますし、出した意見のレベルやその後の行動力等によってその人の役割等が決まってきます。また仮に議論が白熱して、割と強い口調の議論になってしまったとしても、そこにいるメンバーが議論の内容を会議等後に引きずることも実際少ないです。しかも海外の職場のトレンドとして、組織の顔ぶれが変化するタイミングも早く(イメージでは20代から30代前半までの比較的若い方は3から5年後毎に職場を変わる)、過去のネガティブな呪い等に引きづられることもなく、そもそも新しい話を進めていきやすい環境があるのです。


この2つのケースで、どちらがウィキペディア的な環境でイイ物やサービスを創り上げることができるかは一目瞭然だと思います。冒頭の組織では、同じ組織の中にいる日本人同士の顔色伺いに時間を使ってないで、もっと自分磨きに時間を使うべきだという問題提起をされていますが、私もまさにこのパワーワードを通じて、日本人の働き方を見直していく必要性を感じたその1人です。 


でも大事なのは、日本人が外国人の真似をするというよりは、そういうキャラが日本人にある上で、そのキャラを活かした戦い方を探す事が大事なのかなと思っています。私は日本人のDNAにどこか埋め込まれている、例えば困った時の助け合い精神や協調性といったキャラを存分に活かした形で、自分達の得意なポジションで再び日本がプレゼンスを発揮できる日を夢見ています。実際日本のカスタマー向けのサービス業なんかは本当に神の領域に達してますし、得意技を使う場所やタイミングを間違えなければ、海外でも絶対に指示される一つの魅力だと本当に思ってます。

この学びをキッカケにして、私自身ももっとわがままに自分のやりたいことに向き合って生きたいと思う今日この頃です。